■MYSTについて■
「MYST」(日本語表記「ミスト」)は、1993年にアメリカにてMac向けに製作されたアドベンチャーゲームです。グラフィックの美しさと謎解きの難解さ、ストーリーの斬新なコンセプト等により、発売当初から根強いファンを有します。

■GAMES■

これまでに発売されたMYSTのシリーズを、所感を交えてご紹介。
「MYST」1993年発売。

言わずと知れたシリーズ元祖。プレイヤーは何の前触れも無く「MYST島」という無人島に放り出され、アトラスと名乗る男の指示のもと、4つの『時代』を行きつ戻りつして失われたページを集めなければならない。何の説明も無く唐突に始まり、またクリアした際も一体何が解決したのかよく分からないという不親切極まりない探索ゲーム。美しくも寂寞たる風景の中をひたすら歩き回るという、ある種の人間にとっては究極の“癒し系”ゲーム。2001年には3Dプリレンダリングを強化しよりリアルな画像にリメイクされた「real MYST」が発売。
(プレステ、PC、PSP、iPhoneおよびiPod touch)
「RIVEN THE SEQUEL TO MYST」
1998年発売。

通称リヴン。MYSTの続編。グラフィック、サウンド共に前作から著しい進歩を遂げ、結果CD-ROM5枚組という恐るべきボリュームとなった。今回もやはりプレイヤーは強制的にアトラスに召還され、アトラスの父ゲーンに捕われた妻キャサリンをRIVEN島から救出するという任務を押し付けられる。南海の孤島を思わせつつも、どこか冷たい印象を残すRIVEN島の風景は非常に美しい。が、やはりクリアした後も一体この島で自分が何をしていたのか明確に分からないという、相変わらず謎多いゲーム。
(プレステ、セガサターン、PC)
「MYST3 EXILE」
2001年発売。

通称エグザイル。この作品から開発元が変わったが、前作までのMYSTの世界特有の美学は引き継がれている。
360度ビューワーのプリレンダリングとなりグラフィックが更に進歩しDVD-ROMになったためディスク交換の煩わしさが無くなった。が、乗りものに弱い人は画面酔いする可能性あり。前作RIVENと、小説「THE BOOK OF D'NI」の後に位置するストーリーとなる。前作までに比べ、少々人物が全面に出過ぎな感が否めない。
(PC、Xbox)
「MYST4 REVELATION」
2004年発売。

前作EXILEと同様、この作品も元々MYSTを開発したCyanの開発では無い。プレイしてみればそこは紛うこと無くMYSTの世界なんだけれど、やや“継子”的とでもいうような違和感を覚える。グラフィックとサウンドが更にリアルになったことにより、MYSTシリーズの根底にある無機物的な印象が薄れたせいだろうか。物語は、EXILEから数年経ったトマーナから始まる。EXILEでは赤ん坊だったアトラスの娘イーシャが可愛い少女となってプレイヤーをナビゲートしてくれる。
(PC)
「MYST5 : End of Ages」2005年発売。

ついにシリーズ最終作。だがしかし、私はエンディングまでプレイしていません!すみません!m(_ _)m PCの動作環境が合わなくて。。。(涙)
完結となるこの作品で、ようやく製造元が本家Cyanに戻りました。それだけでも長年のファンとしては感無量。中古のwindowsでも買って、最初からプレイし直したい。。。
(PC)

■SOUND TRACKS■

意外や(?)ゲームのサントラも発売されています。
Amazonなどで、かなり安易に入手可能。
「MYST」
1998年発売。

長らくMYSTのゲームから離れていた人でも、これを聞けば一瞬にしてあのゲームの世界が頭に浮かぶのではないでしょうか。
全部で26トラック。薄明るいような、どこか寒々しいようなインストルメンタルで、ゲームの世界観が見事に表現されてます。ゲームを知らなくても、このアンビエントというかチルアウトなサウンドは心地よく楽しめるのではないかな〜と思います。
「RIVEN THE SEQUEL TO MYST」
1998年発売。

全20トラック。接続書の窓に触れた時のあの効果音から始まるため、聞いた瞬間ゲームの世界に浸れます。RIVENをプレイしている時はあまり感じませんでしたが、サウンドだけで聞くと全体的にMYSTよりも重たい印象を受けます。音が厚くなったせいでしょうか。

「MYST3 EXILE」
2001年発売。

日本での発売当初、EXILEのサントラはゲームを購入した際の特典CDだったようです。私はそれを知り合いの方から譲っていただきました(感謝!)。MYSTシリーズ初、合唱&オーケストラという荘厳なサウンドになっています。しかも合唱の歌詞はドニ語!マニアックすぎる。私、この歌がとても好きなんです。以前ブログにその歌詞と訳を書いたことがあるので、ご興味のある方はどうぞ〜↓
MYST3 「EXILE」サウンドトラック

■NOVELS■

原作者ミラー兄弟による小説が出版されています。ゲームの世界観にハマったファンならばぜひ読んでおきたいシリーズ。
洋書ですが、Amazonなどで入手できます。
ゲーム中では語られないMYST、RIVEN、そしてドニの世界が緻密に描かれています。が、残念ながら3作中2作は邦訳版が出版されておらず、今後される気配も無いため、私、自分で翻訳文を作成しました。ご興味がある方はこちらへどうぞ〜。

「MYST: The Book of Atrus」
1995年発売。

唯一邦訳されたMYSTシリーズ第一作目の物語。日本語版は「アトラスの書」と題されて翔泳社から発売されましたが現在は絶版。
MYSTに登場してプレイヤーにあれこれ指示を与えるアトラスの少年時代の物語。

「MYST: The Book of Ti'ana」
1996年発売。

通称「ティアナの書」もしくは「アナの書」。日本語版は出版されていません。
アトラスの祖母アナの世代の物語。ドニの文化やギルドのことが詳しく描写されています。

「MYST: The Book of D'ni」
1997年発売。

通称「ドニの書」。日本語訳は出版されていません。
時系列的には、ゲームRIVENとEXILEの中間に位置する物語。アトラスたちがドニの生き残りを探し出しながら、ドニの姉妹国を発見する物語。

「The Myst Reader」
2004年発売。

記三作が収録された一冊。ボーナストラック的なものは特に無し。「The Book of D'ni」の後に出版される予定だったという「The Book of Marrim」の触りぐらいだけでも、収録されてたらよかったのにな〜。(ちなみに「「The Book of Marrim」の始めの一部は、本国で発売されたゲームのコンプリートボックスの特典に入っているらしいです。たかだか数ページのためにそれを購入しようかどうしようか迷う。。。)
翻訳作業で上の三冊はかなり傷んでしまったので、保存用も兼ねて購入しました。

■AUDIO BOOKS■

上記小説三部作ですが、それぞれオーディオブックが発売されています。
「MYST: The Story of Atrus」
1995年発売。

カセットとCDの両方が発売されているようです。他の二作とは違って、本作のみ「The Book of 〜」では無く「The Story of〜」という名称で発売されたもよう。同梱されたブックレットには、小説のオープニングが一部だけ収録されているようです。
このオーディオブックだけ私は持っていません。どうせならCDの方を欲しいな〜と思ってるんですが、価格がめちゃめちゃ高騰していて。。。
カセット、CDともに2枚組のようです。

「MYST: The Book of Ti'ana」
1996年発売。

カセット二枚組。
小説をところどころざっくりと端折りながら朗読しています。台詞の箇所は、人物によって男女複数のナレーターが演じ分けています。全体的にうっすらBGMが流れていますが、あまり雰囲気に合わないかな。。。

「MYST: The Book of D'ni」
1997年発売。

カセット二枚組。
Book of Ti'anaと同様、ストーリーをざくざくと割愛しながらの朗読です。こちらは最初から最後まで一人の女性が朗読。完全なキングスイングリッシュで聞き取りやすいです。
人名や固有名詞などドニ特有の名称は小説の文字だけでは発音が判然としないので、このオーディオブックでそれが確認できて助かりました。